京の庭を訪ねて:庭園を通じて京都の「緑の文化」に触れてみませんか?

東寺庭園  とうじていえん

庭の概要

所在地 京都市南区九条町
電話 075-691-3325
作庭年代
作庭者
様式 池泉回遊式
寺社の創建年代
文化財指定・登録状況
敷地面積 約15.8ha
公開状況 公開中

歴史・いわれ

東寺庭園の画像 庭園の主景として、その姿を水面に映す五重塔

 弘法さんの市で親しまれている東寺は九条大宮の角に位置しています。南東角には高さ54.8mを誇る五重塔があり、名神高速道路から京都に入る時や新幹線の車窓からもその姿が見え、京都のシンボルとして出迎えてくれています。

 平安建都当時、平安京の鎮護・国家鎮護の寺として都の南玄関・羅城門を挟んだ西寺とともに建立されました。

 東寺(正式名 教王護国寺)は1200年の歴史の中、何度かの火災で焼失しましたが、豊臣家・徳川家などの援助により再建され、現在に至っています。

 南大門から金堂、講堂、食堂【じきどう】が南から一直線に並ぶ伽藍【がらん】配置や規模は平安時代そのままで、荘厳な雰囲気を感じさせてくれます。1934年(昭和9)に国の史跡に指定、1994年(平成6)12月には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。

 
 東寺の庭園は1934年に再建された小子房【こしぼう】や春秋に特別拝観できる塔頭【たっちゅう】・観智院が有名ですが、五重塔の下にも季節の花が楽しめる大きな池庭が広がっています。

 この庭の素晴らしさは、南に五重塔がそびえ、庭のどこからでもその雄姿を間近に望むことができるところです。西には南大門から大きな建物が続き、その大屋根や五重塔が作り出す空間の陰影がこの庭園に深みを与えています。

 毎月21日には弘法さんの市が開かれており、この庭の周辺はたくさんの人で賑わいます。弘法さんの熱気と静かな庭、どちらも魅力的です。
 京都駅からもほど近い場所です。今も面影を残す平安時代の雰囲気を味わいながら、ゆっくりと季節の植物を楽しんでみませんか?

見所・みどりの情報

東寺庭園の画像 どこからでも五重塔が視界に入る
 春の梅や桜から藤に始まり、夏は百日紅【さるすべり】と蓮、秋にはモミジ等と季節ごとに染まる樹林は、古式然とした五重塔を背景に若々しい鮮やかさを感じさせてくれます。もちろん樹木の下には様々な花木や花が咲いています。これからも季節の花の名所となるように、その場所にあった山野草を植えこ込んでいくそうですから、どんな発見があるか楽しみです。  庭の中心となる池は、その水面に古都の空と五重塔を映し、写真スポットにもなっています。交通量の多い道路に囲まれているのに庭園内は静寂で、五重塔の背景にはビルなどが見えず、まるで平安の時代にタイムスリップした様な気にもなります。  早朝の澄んだ空気の中に凛【りん】とたたずむ姿や夕陽に染まっていく様子など、折に触れて幾度も訪れてみたくなる場所です。

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