「京のみどり」情報:市民のみなさんとともに京都の緑を育てていく広報誌です。

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緑化の取り組み 緑の応援団

ヨドバシカメラ マルチメディア京都(下京区)

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「大規模な壁面緑化から京都の四季を表現」

 昨年11月、京都駅北側(下京区烏丸七条下る)にヨドバシカメラ・マルチメディア京都(以下、ヨドバシカメラ)がオープンしました。建物の東面の烏丸通沿いには京都の四季を描いたステンドグラスが配置され、北側と西側には高さ7m、幅160m、総面積1,120㎡の壁面緑化が一面に広がっています。パネル式壁面緑化としては、国内最大級の大きさです。

 素材には、土の代わりに水分と空気のバランスを均一に保持できるウレタンを用いたポットが採用され、ツタ類、多年草、低木などのポット苗をパネル枠にはめこんで模様が作られています。

 糺の森をモチーフとして、万葉集や源氏物語にも登場する在来の植物を取り入れ、常時約20種、約7万ポットもの植物で彩られています。

 このような大規模な壁面緑化は全国21店舗のヨドバシカメラの中でも例がなく、京都の街並みに配慮して、緑による安らぎの提供、地域のさらなる活性化への思いから、社長の決断で行われたということです。

 地下2階、地上6階の380,00㎡の売り場面積に、家電製品を核としてレストランや衣料品、食品など約90のテナントが入る大型複合商業施設ですが、買い物に来られる方だけでなく、壁面緑化の視察に訪れる人も多いそうです。59緑の応援団2up.jpg

 「近隣住民の方々からは、ビルが多い中で緑が増えた、散歩コースとして日々の植物の変化を楽しんでいる、という喜びの声をいただいています。また壁面緑化を一定時間ライトアップすることによって、夜間暗い道が安心して通れるようになったという声も聞かれます」と建物を管理するヨドバシ建物京都事務所の三保谷浩司さん。

 春には色とりどりの花が彩り、7月は青々とした葉物が主体となっていました。秋には、モミジなどの紅葉も楽しめます。新たな大型壁面緑化で、訪れる人々はまちなかで京都の四季を十分に感じていただけることでしょう。

*この記事は2011年7月発行の「京のみどり59号」の内容を掲載しています。

冊子は協会事務所(東山区円山町463)でお配りしています。

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