花とみどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

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花とみどりの相談所だよりQ&A

Q. <アレチヌスビトハギ> 秋になると空き地や公園の外周などにこの花がたくさん咲いています。花はきれいですがどうも雑草のようです。何という植物ですか?
 この植物の和名は「アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)」といい、北アメリカ原産の帰化植物です。学名は「デスモディウム・パニキュラツム」で、マメ科ヌスビトハギ属(デスモディウム)に含まれる多年草です。この植物が日本で最初に発見された場所は大阪府下で、1940年のことでした。渡来した原因は不明で、現在は関東地方以西の荒れ地や道端に広がり、かなり多く見かけます。
 和名の意味は「荒れ地に生えるヌスビトハギ」で、日本在来のヌスビトハギ(学名 デスモディウム・オキシフィルム)と同属で、よく似ているからです。なお「ヌスビト」は、豆果(豆の入った莢=さや)の形が、泥棒が忍び足で人家に入るときの足跡のように見えるからだと言われています。両種の違いは「アレチヌスビトハギ」は豆果が3〜6節あるのに対し、「ヌスビトハギ」は豆果は2節しかなくて、切れ込みが深く、また主に山野の林下に生えるのが特徴です。この仲間は、豆果の表面に短い鉤(かぎ)型の毛が密生していて、熟すとよく衣服などにくっつく、いわゆる「ひっつき虫」の一種です。これは動物の毛などに付いて種子を広く散布する役目を担っています。
 他に「アレチヌスビトハギ」の類似種で豆果が1〜3節の「アメリカヌスビトハギ(学名デスモディウム・リギヅム)」と花の色が白い「イリノイヌスビトハギ(学名デスモディウム・イリノエンセ)」の2種がともに日本に帰化しています。
<写真>
  • 写真:アレチヌスビトハギ
    アレチヌスビトハギ
  • 写真:アレチヌスビトハギの花と豆果
    アレチヌスビトハギの花と豆果

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