2025年6月15日
梅小路公園は、4月29日に開園30周年を迎えました。また、令和6年10月に環境省「自然共生サイト」(※1)に認定されたことを記念し、公園と周辺エリアの30年の歩みと未来を考えるフォーラムを開催します。(京都市共催)
●日 時 令和7年6月15日(日)午前10時~正午
●会 場 キャンパスプラザ京都 5階第1講義室
(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)――京都駅「烏丸中央口」から西に歩いて5分
●次 第
⑴ あいさつ、ビデオメッセージ
⑵ スライドショー、パネル「写真で振り返る公園30年の歩み」
⑶ 基調講演
講師 森本幸裕(もりもと ゆきひろ) (※2)
((公財)京都市都市緑化協会理事長、京都大学名誉教授)
⑷ パネルディスカッション
●参加費 無料
事前申込は不要です。先着順(定員289人)
●主 催 (公財)京都市都市緑化協会
●共 催 京都市
●後 援 京都駅西部エリアまちづくり協議会、京都・梅小路みんながつながるプロジ
ェクト(京都・梅小路まちづくり推進協議会)
30年にわたる緑の生長とさまざまな人々の御協力により、梅小路公園朱雀の庭・いのちの森が、環境省の「自然共生サイト」に認定されたことを受け、その意義や公園がこれから果たしていく役割、梅小路公園及びその周辺のまちの賑わいづくりなどについて幅広く議論を行います。
●司会 森本幸裕
●パネリスト
・田端敬三(たばた けいぞう)氏 京都ビオトープ研究会いのちの森モニタリンググループ代表
「いのちの森」開園当初から研究者と市民でつくり、生態系調査や維持管理に長年携わるいのちの森モニタリンググループの代表。
・足立 毅(あだち たけし)氏 京都リサーチパーク(株)理事、(株)梅小路まちづくりラボ取締役
「京都音楽博覧会IN梅小路公園」の食品残さを堆肥化し循環を図る活動(令和6年度京都環境賞特別賞)にまちづくりの観点から関わる。
・太田 己翔(おおた みしょう)氏 武田薬品工業(株)京都薬用植物園 生物多様性保全チーム代表
京都市内で初めて「自然共生サイト」に認定された武田薬品京都薬用植物園で、生物多様性保全の取 組を進める。
・福井 亘(ふくい わたる)氏 京都府立大学生命環境科学研究科ランドスケープ学研究室 教授
専門は緑地計画、景観生態学。都市の土地利用や、緑地と動植物(特に鳥類)との関係について研究。
・兼村 星志(かねむら せいじ)氏 京都市建設局みどり政策推進室担当係長
梅小路公園「朱雀の庭・いのちの森」の自然共生サイト認定(2024年度前期)に中心的に関わる。
<お問合せ先>
(公財)京都市都市緑化協会
電 話:075-561-1350(午前9時~午後5時)
FAX:075-561-1675
開園30周年を記念し、当協会は2025年度に関連イベントなどの事業を行いますので、ご注目いただければ幸いです。左のロゴは30周年記念のイメージロゴです。詳しくはこちら。
また、この記念事業は、「大阪・関西万博きょうと推進委員会認証制度」の認証を受けました(右のロゴ)。府域への玄関口として、京都駅周辺エリアでの京都の文化や芸術に親しむ機会を創出する「京都駅周辺まるごとゲートウェイ事業」としてもPRします。
< 注 >
(※1) 梅小路公園「朱雀の庭・いのちの森」は、長年のモニタリング活動や地域の生きもの文化の保全に資する取組が評価され、2024(令和6)年10月に環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
環境省は2030年までに生物多様性の損失を止め反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げ、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を、2023年度からスタート。 2025年4月から、自然共生サイトを法制化した新法「地域生物多様性増進法」(増進法)が施行され、取組の広がりが一層期待されています。
京都市内においては、2024年度後期までに梅小路公園朱雀の庭・いのちの森を含め、10か所が認定されています。
【ご参考】
(※2) 森本幸裕(公財)京都市都市緑化協会理事長・京都大学名誉教授は、「景観生態学的研究を基盤とした都市における自然再生」に関する功績により、令和7年(第19回)内閣府「みどりの学術賞」を受賞。4月25日、東京都内で、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、石破茂首相から表彰状を授与されました。
「みどりの学術賞」は、「みどり」についての国民の造詣を深めるために、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。
【ご参考】