
京都ゆかりのキクタニギクを特別展示しています(京都駅ビル、京都御苑、梅小路公園)
2022年11月17日更新
京都ゆかりの希少植物の保全・普及啓発活動の一環として、当協会は、毎年KESエコロジカルネットワーク(※)など協力団体と連携して、キクタニギクの特別展示を京都駅ビル「緑水歩廊」および京都御苑(閑院宮邸跡)の2か所で行っています。展示する鉢は、KESエコロジカルネットワークに参画する企業・団体の皆様が大切に育てているものです。
昨年度はコロナ禍や天候の悪条件が重なりましたが、今年度は、協力各団体の栽培の成績も上向き、昨年より充実した形で展示しています。
お近くにお越しの際は、京都ゆかりの晩秋の花、キクタニギクをぜひご覧ください。
出展団体:
KESエコロジカルネットワーク登録企業・団体 (順不同)
日本新薬(株) (株)青木建設 京都EIC(株) 京都市上下水道局下水道部 (株)西野工務店 京都市上下水道局下水道管理部 アール・エス・ティエンジニアリング(株)
及び当協会
◆京都駅ビル 「緑水歩廊」(3階「南遊歩道」)
展示期間 11月17日(木)~11月30日(水)
実施 (公財) 京都市都市緑化協会・KESエコロジカルネットワーク
協力 京都駅ビル開発(株)
※緑化展示施設「緑水歩廊」の屋台プランター付近。中央コンコースから東側のエスカレーターで3階に上がり、南側に降りた南遊歩道にあります。
◆京都御苑 閑院宮邸跡(「収納展示館」前)
展示期間 11月17日(木)~11月30日(水)
実施 (公財) 京都市都市緑化協会・(一財)国民公園協会 京都御苑
協力 KESエコロジカルネットワーク
※閑院宮邸跡は、丸太町通側「間之町口」から歩くのが便利です。
また、梅小路公園「朱雀の庭」でも展示しております。
11月27日までの「紅葉まつり」の期間中(21日は休園)、池中の舞台付近で展示しています。
【キクタニギクとは?】
キク科 多年草
環境省レッドリスト・準絶滅危惧(NT) 京都府レッドデータブック・絶滅危惧種
京都・東山を流れる菊渓(菊谷川)は、かつて野菊が咲く名所として知られ、江戸時代には、多くの文人たちも訪れました。ここに自生していたことが和名の由来ですが、残念ながら東山一帯では絶滅しました。晩秋に、黄色い小さな花を数多くつけつけることから、アワコガネギクの別名があります。若い葉にはさわやかな芳香があります。
当協会では2013年から、保全団体や専門家の助言を得ながら、京都市内産のキクタニギクの生息域外保全や普及啓発を行っています。
(※)KESエコロジカルネットワークとは
「KES環境マネジメントシステム・スタンダード」の環境保護に関する改善目標として生物多様性に取り組むいただく活動です。
<構成団体>京のアジェンダ21フォーラム((公財)京都市環境保全活動推進協会内)、(特活)KES環境機構、(公財)京都市都市緑化協会、京都駅ビル開発(株)、京都市
【おことわり】展示期間は、荒天等の事情により変更する場合があります。