
チャドクガにご注意を(情報提供)
2009年6月 9日更新

触れるとかゆみ、かぶれが起きる毒毛(毒針毛)があるチャドクガ(茶毒蛾)の幼虫が京都市内で発生しています。緑化協会にも相談が寄せられています。
※画像はチャドクガの幼虫です。
チャドクガはツバキ科のツバキ、サザンカ、チャノキなどに付いて、葉を食害します。京都では年に2~3回発生します。毒毛は特に幼虫(毛虫)に多いのですが、成虫、葉の裏につく卵にもあります。
チャドクガの発生を抑制するには、剪定を行って、風通しをよくして下さい。枝葉の裏などについていないか、よく観察しましょう。
もしチャドクガの幼虫を発見したら、園芸用殺虫剤などで駆除します。
刺激を与えると、毒毛が周囲に落ちるおそれがあるので、ガラス洗浄剤、タイヤ洗浄剤など粘着性のある泡状のもので固めてから、枝ごと取り除くのもよい方法です。
毒毛は長さ0.1mm程度と非常に小さく、肌に付くと取れにくいので、もし肌に触れた場合はあわててこすったり掻いたりせず、ガムテープなどに付着させて取り除くか、ていねいに水で洗い流します。
抗ヒスタミン軟膏が効きますが、念のため医療機関で診てもらって下さい。