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京都・東山ゆかりのキクタニギクを京都駅ビル(11/21~)、京都御苑(11/28~)で特別展示

2024年11月20日更新

京都の歴史文化に関係が深い希少植物の保全・普及啓発活動の一環として、緑化協会は、毎年KESエコロジカルネットワーク(※)など協力団体と連携し、今年もキクタニギクの特別展示を、京都駅ビル「緑水歩廊」および京都御苑(閑院宮邸跡)の2か所で行います。展示する鉢は、同ネットワークに参画する企業・団体の皆様が大切に育てているものです。

 今年は昨年以上に、夏~初秋の猛暑のため、各団体とも生長が遅くなったり、花期が遅れるなどの影響を受けました。つぼみを付けた株の多くは今月中旬頃から咲き始め、見ごろの期間は昨年よりも短めと思われます。

 お近くにお越しの際は、京都・東山ゆかりの晩秋を飾る花、キクタニギクをぜひご覧ください。

◆京都駅ビル「緑水歩廊」(3階「南遊歩道」)

展示期間 11月21日(木)~11月26日(火)

実施 (公財) 京都市都市緑化協会・KESエコロジカルネットワーク
協力 京都駅ビル開発(株)

※場所は、緑化展示施設「緑水歩廊」の屋台プランター付近です。中央コンコースから東側のエスカレーターで3階に上がり、南側に降りた「南遊歩道」にあります。

◆京都御苑 閑院宮邸跡「収納展示館」前

展示期間  11月28日(水)~12月3日(火)午前

実施 (公財) 京都市都市緑化協会・(一財)国民公園協会 京都御苑
協力 KESエコロジカルネットワーク

※閑院宮邸跡は、丸太町通側の「間之町口」から歩いて2分です。

【おことわり】展示期間は、天候等の事情により変更する場合があります。

【キクタニギクとは?】

キク科 多年草
環境省レッドリスト(2020)・準絶滅危惧(NT)  京都府レッドリスト(2022)・絶滅危惧種

 京都・東山を流れる菊渓(菊谷川)は、かつて野菊が咲く名所として知られ、江戸時代には、多くの文人たちも訪れました。ここに自生していたことが和名の由来ですが、残念ながら東山一帯では絶滅しました。晩秋に、黄色い小さな花を数多くつけつけることから、アワコガネギクの別名があります。若い葉にはさわやかな芳香があります。(『京のみどり』2024年秋号のキクタニギク特集もご覧ください。)

 当協会では2013年から、保全団体や専門家の助言を得ながら、京都市内産のキクタニギクの生息域外保全や普及啓発を行っており、菊渓近くの円山公園でもキクタニギクの保全や普及啓発に取り組むプロジェクトを協力団体とともに進めています。

【出展団体】KESエコロジカルネットワーク登録企業・団体 (順不同)

日本新薬(株) 京都市上下水道局下水道部 京阪ホテルズ&リゾーツ(株) (株)青木建設 及び 当協会

―― (※)KESエコロジカルネットワークとは ――

京都発の環境マネジメントシステム・スタンダード「KES」の環境保護に関する改善目標として、生物多様性の確保(希少植物の生息域外保全など)に取り組むネットワーク活動です。
<構成団体>京のアジェンダ21フォーラム((公財)京都市環境保全活動推進協会内)、(特活)KES環境機構、(公財)京都市都市緑化協会、京都駅ビル開発(株)、京都市

◆梅小路公園「朱雀の庭」でも展示しています。

 12月1日までの「紅葉まつり」(ライトアップ)の期間中、池中の舞台付近で展示しています。

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