京都駅ビル「緑水歩廊」でのキクタニギク(菊渓菊)の展示について
2016年11月 8日更新
京都ゆかりの希少な植物を知っていただく取組として、緑化協会と京都駅ビル開発(株)は、京都駅ビル(下京区)の3階南遊歩道にある 「緑水歩廊(りょくすいほろう)」 で2013年から毎年キクタニギク(菊渓菊)の展示を行っており、今年も11月18日(金)午後より行う予定です。
キクタニギクは、京都府レッドデータブック(2015年版)で絶滅危惧種に区分されているキク科の多年草で、別名「アワコガネギク」、「アブラギク」とも呼ばれています。
さわやかな明るい色の葉と、晩秋、茎の先に多数の小さな黄色の花をつける姿が特徴です。かつては、花から精油をとって香料にしたり、油づけにして傷薬としたり、葉や花を食用にしたといいます。
「キクタニギク」の名前は、京都・東山のかつての菊の名所「菊渓(きくたに・きくだに)」に由来しますが、現在の東山は環境が大きく変化しており、自生は確認できません。府内でも環境の変化、シカの食害により希少になっています。
展示しているキクタニギクは、昨年に引き続き、京都市内の 「KESエコロジカルネットワーク」 登録団体が保全・育成された鉢などです。
キクタニギクの特徴や「菊渓」の地名などについて説明したパネルも設置されていますので、ぜひご覧ください。
●展示期間 2016年11月18日(金)午後~11月30日(水)
●展示場所 JR京都駅ビル3階 南遊歩道 『緑水歩廊』(りょくすいほろう)
◆緑水歩廊へは......
中央改札口から東側(ホテルグランヴィア京都側)のエスカレーターで、烏丸小路広場(4F)に上ります。南側の階段を降りると、南遊歩道(3F)に出られます。降りた付近にある「屋台プランター」の中に展示しています。伊勢丹側の南北自由通路(2F)からも南遊歩道に行くことができます。
参考URL http://www.kyoto-station-building.co.jp/ryokusui/
◆KESエコロジカルネットワークについて
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