花とみどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

  1. HOME
  2.  > 都市緑化協会TOP
  3.  > 花とみどりの相談所
  4.  > 果樹
  5.  > レモンの種をまいて8年育てましたが、まだ...

花とみどりの相談所だよりQ&A

Q. レモンの種をまいて8年育てましたが、まだ花がつきません。どうしてでしょうか?
  種をまいて出てくる実生(みしょう)は普通は雑種ですので、どんな実がなるのかわかりません。ですが、カンキツは「無性胚実生」といって、親と同じ形質をもった子どもが生まれます。 ところが実生というのはゼロ歳の赤ちゃんです。接ざ木の場合は完全に成人になった穂を接ぐのですぐに花が咲きますが、赤ちゃんは大人になるまで待たなければなりません。
 8年といえば、「中学入学おめでとう!」というくらいの年齢でしよう。根を切ったり、環状剥皮(かんじょうはくひ)といって幹のまわりを一周する傷をつけて無理やり老化させる方法もありますが、こんな乱暴なことをして枯らしては元も子もありません。せめて高校を卒業するころまで待ってやって下さい。
 なおレモンはカンキツの中でも一番寒さに弱くて、栽培されているのは瀬戸内の無霜地帯のようなところに限られています。レモンは樹勢が弱いので、産地では樹勢が強い甘夏などに高接ぎをしますが、そんな必要はないでしよう。このような点もお含みおき下さい。

京の庭を訪ねて

庭園を通じて京都の緑や「緑の文化」に触れてみませんか?

広報誌「京のみどり」

広報誌「京のみどり」2023年冬 109号

2023年冬 109号
放置竹林を資源の循環にもどそう 新たな利用とネットワークで名産地の復活へ掲載中
  • みどりのウォーキングマップ
  • 新しい緑の世界へ、挑戦する人
  • 歴史を語る京の木
  • 緑化の取り組み、緑の応援団
  • らくらく園芸講座
  • 花とみどりの相談所
  • リンク集

ページ上部へ

Copyright (c) KYOTO CITY GREENERY ASSOCIATION
All Rights Reserved.