花とみどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

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花とみどりの相談所だよりQ&A

Q. <イスノキの虫こぶ> 子どもの頃、「ヒョンの木の実」という実を採って笛にして遊びました。先日近くの公園で見つけましたが、どうも実ではないようです。いったい何でしょうか。
 これは「イスノキ」につく虫こぶです。虫癭(ちゅうえい)ともいいます。
虫こぶとは、昆虫が植物体に産卵したり、寄生したりすると、その刺激によって、植物体の一部が異常に発育をし、こぶ状になったものです。英語ではゴール(gall)といいますが、虫こぶよりも意味が広く、菌こぶなども含んでいます。どうしてこのような症状が現れるのか、まだ正確には分かっていませんが、虫側から見ると、巣や餌の確保ということになり、植物側に立つと、虫をその部分に閉じ込めて分散させない効果があるのではないかと考えられています。 様々な植物に虫こぶはできますが、特に「イスノキ」にはたくさん虫こぶができ、虫こぶのついていないイスノキを見ることはないと言ってもいいくらいです。
イスノキはマンサク科の常緑高木で、本州西南部、四国、九州に自生し、緑化樹や生垣に利用されています。イスノキに虫こぶを作るのはアブラムシ類で、現在9種を超すアブラムシが寄生して、虫こぶを作ることが確認されています。虫こぶはアブラムシの種によって、大きさも色々で、その虫特有の形を作ります。かつて子どもたちが笛にして遊んでいたのは、「モンゼンイスアブラムシ」や「イスノフシアブラムシ」などが作る大型の虫こぶで、この遊びは、全国各地で見られました。また、「ヒョンノキ」の異名は、この笛の「ヒョウヒョウ」と鳴る音に基づくと言われています。
<写真>
  • 写真:イスノタマフシアブラムシの虫こぶ(右)とイスノキの果実(左)
    イスノタマフシアブラムシの虫こぶ(右)とイスノキの果実(左)
  • 写真:イスノフシアブラムシの虫こぶ
    イスノフシアブラムシの虫こぶ
  • 写真:モンゼンイスアブラムシの虫こぶ
    モンゼンイスアブラムシの虫こぶ
  • 写真:ヤノイスアブラムシの虫こぶ
    ヤノイスアブラムシの虫こぶ

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