みどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

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みどりの相談所だよりQ&A

Q. マーガレットの花が大好きで育てています。園芸の本では多年草となっているので、大株に作りたいのですが、毎回2〜3年で枯らしてしまいます。どうしてですか?
 マーガレットはキク科の常緑多年草で、茎の基部は木質化します。大型で草丈は60〜100cm位になり、また、葉張りも草丈に近い大きさになります。原産地は、大西洋上のアフリカ北西部寄りに位置するカナリア諸島で、海浜に自生しているそうです。カナリア諸島の気候は地中海型で、夏の高温時に雨が少ないのが特徴です。そのため、この気候帯の植物を、夏に雨の多い日本で栽培すると、夏越しが難しく、弱ったり枯れたりすることが多いものです。夏の暑さで弱ったように思われがちですが、暑さだけなら大丈夫で、これらの植物は、高温と多湿とが重なる環境が苦手なのです。逆に雨の多い日本でのマーガレットの生長は春と秋には著しいものがあります。また、マーガレットは冬の寒さも苦手としますが、関西地方の市街地では、十分屋外で越冬しています。
 マーガレットは通常、春の開花後にさし芽をして繁殖します。発根した苗は日本の夏を越すわけですが、条件が悪くなければ、若い株の夏越しは難しくありません。夏〜冬を越すと、翌春の3〜5月が花期となります。花が咲き終わった株は、花がらとともに、頂芽を切り戻し、枝透しをして通風をよくし、2夏目を迎えるのですが、2夏目も枯れる株は少なく、残る株の方が多いものです。しかし次の冬を越し、花をつけた後の3度目の夏には、株の老化が進み、ほとんどの株は枯れてしまいます。ただし、高床花壇に植えられたものや、軒の下などに置いてある鉢植えのものは、水はけや通風が良く、また雨に当たらないなどの環境にあるため5〜6年も残ることがあります。
 ともあれ、マーガレットを作り続けるには、毎年、花が終わった後にさし芽更新をして、若い苗を作っておくことです。2夏を越した3年目は十分大株に育ちますので、さし芽更新が最も無難な方法だと思います。
<写真>
  • 写真:色大輪八重咲きの品種
    白色大輪八重咲きの品種
  • 写真:桃色中輪八重咲きの品種
    桃色中輪八重咲きの品種

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