みどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

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みどりの相談所だよりQ&A

Q. クリスマスローズの花を切らずに置いておくと、こぼれ種が芽生えて苗が沢山できると聞きました。親株はどんな場所に植えればよいでしょうか?
 日本ではキンポウゲ科、ヘレボルス(Helleborus 、以下H.)属のすべての種をクリスマスローズと呼んでいますが、本来のクリスマスローズは、H.ニゲルをいいます。また、日本でクリスマスローズと呼び栽培されているものの中で最も多い種(しゅ)は、春咲きのH.オリエンタリスの系統です。そのため、以下にクリスマスローズと記した場合は、H.オリエンタリス系に限ることにします。
 クリスマスローズの植え付け場所は、適当な水分を持った排水のよい肥沃な土地がよく、また、5〜10月の間は通風のよい日陰を好み、夏の乾燥及び強い日差しと高湿は株を弱らせます。庭植えの場合、落葉高木の樹冠の下などはこれらの条件が整っていることが多く、こぼれ種の発芽にも適しています。
 クリスマスローズの種子は6月頃に莢(さや)の中で熟すため、通常の実生(みしょう)栽培では、莢から弾ける前に採種し、土中などで保存した後、10月に播種します。
しかし、こぼれ種栽培では種子を採らずに自然に弾けるのを待ちます。落ちた種子は、12月〜1月の最も寒い時期に発芽しますが、これは低温発芽性を有しているからです。落葉樹下では、この時期、落葉が適度に溜まり、湿気もあって、霜などが直接当たることもなく発芽には理想的です。発芽後は適度な施肥、乾燥時の灌水、及び親株の枯葉の除去などをして管理します。夏は水管理を十分に行いますが、半休眠状態を保ちます。苗はそのままの状態で育てる方法もありますが、10月に入ったら、別の場所や鉢などに移植すれば枯死率は低くなります。その後は十分な管理を行い、順調に育てれば発芽して2〜3年目には追い追いと初花を見ることができます。
<写真>
  • 写真:こぼれ種からの発芽苗(前年1月発芽と本年1月発芽の混合)(本年3月撮影)
    こぼれ種からの発芽苗(前年1月発芽と本年1月発芽の混合)(本年3月撮影)
  • 写真:開花とこぼれ種からの発芽苗(本年=2009年3月撮影)
    開花とこぼれ種からの発芽苗(本年=2009年3月撮影)

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