みどりの相談所:草花や樹木の育て方などの疑問にお答えします。

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みどりの相談所だよりQ&A

Q. 春から初夏にかけて咲くポピーの花を見ていつも楽しんでいますが、どうしてもポピーとアイスランドポピーの区別がつきません。わかりやすい見分け方を教えてください。
 ポピーの類は、ケシ科ケシ属(パパウェル(パパヴェル)属)に分類され、約60種が知られていますが、アヘン成分を含むものと含まないものがあり、もちろん、アヘン成分を含むものの栽培は禁止されています。
 観賞用として栽培の多い種類は、ご質問のポピー(ヒナゲシ)とアイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)の2種、及びオリエンタルポピー(オニゲシ)の計3種です。ただしオリエンタルポピーは多年草で、暖地では夏越しが難しいため、関西地方での栽培はあまりありません。
 ポピーは学名を「パパウェル・ロエアス」といい、ヨーロッパ中部の原産で、コムギ畑の雑草になるため、コーンポピーや、フィールドポピーとも呼ばれています。また和名はヒナゲシの他にグビジンソウの名も使われます。秋まきの一年草で、花期は5〜6月です。茎が上に伸びて50cm位になり、枝分かれして花をつけます。花壇や切花に使いますが、花壇の方に多く利用されます。
 アイスランドポピーは学名を「パパウェル・ヌディカウレ」といい、北半球の極地周辺が原産の多年草ですが、園芸上は春播(ま)きの一年草として扱います。花は通常3〜5月に咲くものの、暖地で種を早く播いて育てれば1〜2月でも花をつけます。株元から50cm位の花柄を伸ばして先に一輪の花をつけます。1株からいくつもの花柄が出るため、切花として扱いやすく、主に切花栽培されています。
 この2種の最もわかりやすい見分け方は、ポピーの方は葉のついた茎を伸ばし、枝分かれして花をつけますが、アイスランドポピーは、株元より一本ずつ花柄を伸ばし、一輪ずつ花をつけることです。その他に、花色がポピーは鮮やかな色のものが主で、アイスランドポピーは色あいが淡いものがほとんどです。また、ポピーの葉は浅緑色で毛があり、アイスランドポピーの葉は白っぽい緑色で毛がなく光沢があるなど違いがあります。
 なお、カリフォルニアポピー(ハナビシソウ)と、ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス)は、ケシ科ではありますが、ケシ属ではなく別の属に分類されています。
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    ポピー'ピエロ'
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    ポピーの花壇(5月撮影)
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    アイスランドポピー
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    アイスランドポピーの花壇(3月撮影)

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