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2013年4月30日

葵祭で使われるフタバアオイを展示しています

 

現在、「朱雀の庭」で開催中の「春の和の花展」では、

 上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御協力で、毎年5月15日に行われる葵祭(賀茂祭)で使われるフタバアオイを展示しています。今回は、上賀茂神社さんが境内で育てている鉢を特別にお借りしました。

 フタバアオイ(Asarum caulescens)は、フウマノスズクサ科の多年草。花期は3 ~ 5 月で、小さな赤い花を咲かせます。

 御所から出発し、下鴨神社、上賀茂神社を優雅な行列で歩く葵祭(賀茂祭)では、全ての参列者の衣冠、御所車、牛馬などに、葵桂(カツラの小枝にフタバアオイを挿した飾り。きっけい )を付けることから、祭り全体で、約1万本も使います。

 本州、四国、九州に分布し、以前はごくありふれた植物でしたが、7つの県では絶滅危惧・準絶滅危惧種となっています。人の手が入らなくなりうっそうとした森は、フタバアオイの生育に適さず、シカの食害の影響も大きくなっています。上賀茂周辺でも例外ではありません。

 こうした状況から、フタバアオイとその生育環境を保全しようという「葵プロジェクト」が進められ、現在、上賀茂神社境内に「葵の森」を再生しようとしています。

フタバアオイ.jpg 

今、こんな花を咲かせています。この鉢のフタバアオイも、祭りを彩ります。

 

春の和の花展の詳しい情報をこちらをご覧ください。

和の花展期間中のイベントはこちらをご覧ください。

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