この「京(みやこ)の庭情報」は、多くの京都市民、全国の方々に、庭園を通じて京都の緑や「緑の文化」の重要性を考え、また、実際に庭園を訪れていただくきっかけとしていただくためのページです。
植物や景観を重視し、庭園技術や管理の課題についても触れること、庭園史等の観点からも正確な記述とすることを基本とします。紹介する庭園の情報は、公開されているものを中心に、順次増やしていく予定です。
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庭園名、地名、作庭、文化財の種別などで検索できます。
京都は1200年という永い時間のなかで数多くの庭園が造られてきました。歴史のなかで失われた庭園もありますが、現在でも質の高い素晴らしいものが数多く残っています。それらの庭園は、都市において貴重な緑地となり、植物を育成する場となっているほか、伝統的な建築物や三山などの周囲の景観と一体となって、他都市に類を見ない優れた都市環境を形成しています。
庭園は、京都で独自の発展を遂げた茶道、華道、祭事、芸能などと深く関係し、「緑の文化」を形成してきました。また、京都の庭園で培われた技術・技能は全国的に見ても極めて質が高いものです。しかし一方で、「緑の文化」や技術・技能を次の世代に継承していくことが求められています。
緑化協会は、優れた庭園の情報を発信するなど、「京の庭」の保全や文化継承に寄与したいと考えています。