花とみどりの相談所だよりQ&A
- Q. 鉢植えのパキラを購入したのですが、どんな注意が必要ですか?
- パキラは熱帯アメリカ原産の常緑果樹です。果実は10〜20cmぐらい。いっぱいタネが入っていて、タネを煎ってカイエンナッツとして食用にしています。
パキラ・アクアティカのタネを発芽させたり、さし木で増やして鉢植えにしたものが、「あかちゃんパキラ」としてお目見えしています。
もともとは果樹ですから太陽が好きですが、半日陰でも育ちますので、観葉植物として重宝されています。急に直射日光に当てますと、葉焼けし、落葉します。
熱帯原産の植物の生育適期が5月から8月までで、このように落葉した場合は、生育適期であれば落葉した場所から6〜7mm上の枝を切っておきますと、また葉が出てきて、姿のよい釣り合いのとれた鉢物になります。
植替え、繁殖、施肥もこの生育適期に済ませます。
10月から4月までは日あたりのよい明るい場所で明け方の最低温度が5度より下がらない工夫がいります。不織布(野菜用のベタ掛など)でカバーしましよう。