緑化プロジェクト 〜京の街 めざせ100箇所〜

みどりの街づくりに取り組む事例をご紹介
京の街で、ビルの屋上や壁面を使って緑化に取り組んでいる人々がいます。
ここでは緑化を考えている皆様に向けて、そんな取り組みを行っている企業や個人の方々をご紹介。まずは目標を100箇所に設定し、京都が今後ますます緑いっぱいの街になるようなユニークな事例を追加していきます。

みどりの街づくり事例

緑化プロジェクト#2~京都市立音羽小学校での緑化活動~

2009年12月 9日 (水)

  • 正門付近に並ぶ植物を説明する北居重信さん
  • 挿し木や播種した苗でいっぱいの圃場
  • 生徒がプランターに植えたビオラ

山科区にある京都市立音羽小学校で、ボランティアの方と生徒たちによる緑化活動が行われています。

数年前から近くの児童館で花壇管理などの緑化活動を行っていた、梅小路公園「花と緑のサポーターの会」会員の北居重信さんは、知り合いから依頼され、昨年から音羽小学校で花壇管理などの緑化活動を始めました。コリウスやベゴニア、ノースポールなど秋冬の植物を中心に正門からの道が彩られていました。今年で2年目となる今では、月に1回(第一月曜日)の授業を任され、生徒と一緒に植物管理をされています。

その話が拡がり、夏には生徒一人一人がピーマンを一本の苗から栽培するプロジェクトが行われました。これはピーマン嫌いの子どもに対して、ピーマンの産地である宮崎県のJA宮崎経済の働きかけで、京都青果合同株式会社、京都市教育委員会を通じて、生産者が直接小学校に苗を持参し、指導しながら生徒と一緒に畑に植えるものでした。その後、育てたピーマンは給食に使用されているそうです。

作業場所や資材を置く場所などは学校の敷地内を利用されていて、鉢などは学校に購入してもらっているそうです。しかし、基本的にボランティア活動で行っているため、植物を購入する資金がないので、北居さんの知識と経験を活かし、持参した種から増やしたり、学校の植栽や知り合いからもらった植物を株分けや挿し木で増やしているそうです。また土は再生土を利用しておられます。「大変なんはわかってるんやけど、どんどん植物を増やしてしまうんや」と楽しそうにおっしゃる北居さんの最近抱えておられる問題は、徐々に面積が増えてきてしまっている植物の管理(植え替えや水遣り)にかかる人手が不足してきたということです。そこで現状ほぼ一人で行っている活動を、近隣住人やPTA、また学校運営協議会に呼びかけて2009年内を目途に新しい緑化団体として立ち上げたいとのことでした。今後の更なる活躍が期待されます。 

*おしらせ*一緒に活動をして下さる方を募集しています。人手が必要な作業の日は、2か月前から決まっており、あらかじめお知らせできるそうです。お問合せは、下記まで。

団体名
音羽小学校ボランティア
電 話
090-7364-7716(北居さん)

財団法人 京都市都市緑化協会TEL: 075-352-2500 FAX :075-352-2226

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