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京都駅ビル「緑水歩廊」でのキクタニギク(菊渓菊)の展示について

2014年11月 7日更新

京都駅ビル「緑水歩廊」でのキクタニギク(菊渓菊)の展示についてのイメージ

京都ゆかりの希少な植物を知っていただこうと、緑化協会と京都駅ビル開発(株)は、京都駅ビル南遊歩道(3階)にある「緑水歩廊」で、昨年に引き続き、キクタニギク(菊渓菊)の展示を行っています。

キクタニギクは、京都府レッドリスト(2013年版)で絶滅危惧種。キク科の多年草で、アワコガネギク、アブラギクの別名があります。

さわやかな明るい色の葉で、晩秋、茎の先に多数の小さな黄色の花をつける姿が特徴です。 かつては、花から精油をとって香料にしたり、油づけにして傷薬としたり、葉や花を食用にしたといいます。

名前は、京都・東山のかつての菊の名所「菊渓(きくたに・きくだに)」に由来しますが、現在の東山は環境が変化し、自生は確認できません。府内でも環境の変化、シカの食害により希少になっています。

展示しているキクタニギクは、「乙訓の自然を守る会」のご協力で、京都の西山に自生していた株から挿し芽で殖やしたものです。今年は昨年に比べ気温が低いためか、1週間ほど早く咲き出しました。

解説パネルでは、キクタニギクの特徴や「菊渓」の地名などについて説明しています。現在は試行的に栽培を行っていますが、今後、様々な企業等団体・園芸家等個人との協力のもとで保全を進めていきます。

今月19日午前まで展示の予定です。

また、キクタニギクは、梅小路公園「朱雀の庭」(下京区)でも展示しています。ぜひご覧ください。

 

◆緑水歩廊へは……

中央改札口から東側(ホテルグランヴィア京都側)のエスカレーターで、烏丸小路広場(4F)に上ります。南側の階段を降りると、南遊歩道(3F)に出られます。降りた付近にある「屋台プランター」の中に展示しています。伊勢丹側の南北自由通路(2F)からも南遊歩道に行くことができます。

※この取り組みは、緑の少ない市街地でのエコロジカルネットワークづくりのため、京都駅ビル開発と協力して京都の希少になりつつある花の展示を行っているものです。

 

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